シュガーフリー生活をされているかたがチョコレートを選ぶ時には、
パッケージに「シュガーフリー」「砂糖不使用」などと書かれた商品を、選ぶことがあるのではないでしょうか。
でも、
「シュガーフリーとかいてあるチョコなのに、甘さを感じる……。なんでだろう?」
「シュガーフリーのチョコレートって、いったい どういうチョコのこと?」
と疑問に思うことはありませんか?
今回の記事では、
シュガーフリーのチョコレートとは、一体どういうチョコをさすのか?を解説します。
シュガーフリーのチョコレートの定義・概念
結論からいうと、
シュガーフリー(砂糖不使用)のチョコレートの定義は、メーカーや生産者によって、ことなります。
「シュガーフリー」のチョコレートとは、「砂糖不使用」のチョコレートをさします。
その言葉どおり、「砂糖」を使用していないチョコレートのことですね。
しかし、
「砂糖」は使用していなくても、砂糖以外の「甘味料」をつかって、甘みを出しているチョコレートはたくさんあり、
そういったチョコレートを「シュガーフリーのチョコレート」として、販売している企業が多いです。
そして、
砂糖以外の甘味料といっても、
はちみつのような天然由来のものから、人工的な合成甘味料までたくさんの種類があります。
たとえば、
A社は、
「天然のはちみつ」を使用したチョコレートを「シュガーフリー(砂糖不使用)のチョコレート」と定義をして販売していますし、
B社は、
「人工甘味料のアスパルテーム」を使用したチョコレートを「シュガーフリー(砂糖不使用)のチョコレート」と定義して、販売しているわけです。
よって、
シュガーフリーのチョコレートの定義(どういうチョコをシュガーフリーチョコレートと定めるのか)は、メーカーや生産者によって、ことなるというわけです。
この章では、
「砂糖不使用だけど、○○を使用しています!」といった、
シュガーフリーのチョコレートの種類を紹介します。
砂糖不使用で、天然の甘味料を使用しているもの
天然の甘味料には、たとえば、下記のようなものがあります。
- ハチミツ
- メープルシロップ
- アガペシロップ
- ココナッツシュガー など
こういった天然の甘味料を使用したチョコレートは、
やさしい甘さ や コクのある甘さ が 感じられるように思います。
また、わたしの個人的な感想ですが、
天然の甘味料を使用したチョコレートは、精製された砂糖(白砂糖・三温糖など)を使用したものにくらべると、
胃もたれ や 胸やけ、消化不良 などが起こりにくい印象です。
砂糖不使用で、天然甘味料以外の 甘味料を使用しているもの
「天然の甘味料以外の甘味料」には、
たとえば、下記のような甘味料があります。
- 果糖
- ブドウ糖
- ガラクトオリゴ糖
- キシリトール
- 乳糖
- ステビア
- アスパルテームなど
お菓子のパッケージの裏面に表記されている「原材料」に、
上記甘味料の名称をみたことがある方も多いかと思います。
これらの
「天然の甘味料以外の 甘味料」は、大きく分けて
① 果糖やぶどう糖といった「糖質系甘味料」と
② ステビアやアスパルテームといった「非糖質系甘味料」
の2つに分類されます。
このあたりについては、後日
別の記事でくわしく解説しますね!
砂糖不使用で、他の甘味料も不使用のもの(100%カカオ)
砂糖はもちろんのこと、他の甘味料も一切含まれていないチョコレートは、
「カカオマス100%」や「カカオ分100%」と表記されたチョコレートをさします。
ダークチョコレートやハイカカオチョコレートなどと、呼ばれることも。
業務用や製菓用のクーベルチュールチョコレートとして、製造・販売されているものから、
一般消費者が日常で食べるための製品として、製造・販売されているものまで幅広い商品があります。
わたしたち一般消費者に向けたチョコレートは、たとえば、
板チョコ(タブレット)タイプや、小分けにされた個包装のタイプなどが
スーパーやドラッグストア、通販などでも販売されており、日常的に入手しやすいです。
糖分を一切含まない、カカオマス100%のチョコレート。
これぞ、究極の
「シュガーフリーチョコレート」といえるかもしれませんね!
「シュガーフリーチョコレート」という商品そのものをさす場合も
ロッテのチョコレートに
「シュガーフリーチョコレート ZERO(ゼロ)」という商品があります。
なので、
あなたの友人が
「ダイエット中だから、おやつにはシュガーフリーチョコレート食べたよ!」
といったとしたら、もしかしたら、
ロッテの「シュガーフリーチョコレート ZERO」の可能性もありますね。
ロッテの「シュガーフリーチョコレート ZERO」は、
砂糖は使用せず、下記のような甘味料を使用しているようです。
- マルチトール
- アスパルテーム
- L-フェニルアラニン化合物
- スクラロース
まとめ
「シュガーフリーのチョコレートとは?」メーカーや販売者によって定義がことなる、
ということを解説してまいりました。
「シュガーフリーのチョコレート」と定義されるチョコレートの種類は、
主に下記の3つです。
- 砂糖不使用で、天然の甘味料(はちみつ・メープルシロップなど)を使用しているもの
- 砂糖不使用で、天然甘味料以外の 甘味料(果糖・乳糖・アスパルテームなど)を使用しているもの
- 砂糖不使用で、他の甘味料も一切不使用(100%カカオマス)のもの
また、
ロッテの「シュガーフリーチョコレートZERO」という商品そのものをさす場合もあります。
以上が、本記事のまとめです。
あなたの考えや好みにあった「シュガーフリーチョコレート」は
どういったチョコレートでしょうか?
ライフスタイルによっても、変わってくるかもしれませんよね。
ちなみに、
わたしの理想とする「シュガーフリーチョコレート」は、
「100%カカオマス」のチョコレートですが、
苦くて、チョコレートの幸福感があまりかんじられないため、
現実では
砂糖不使用で、天然の甘味料(有機アガペシロップ)を使用している、ハイカカオなダークチョコレートが好みです! (笑)