今年も花粉症の季節がやってきましたね。
日に日に寒さがゆるんで、春の訪れが感じられ、本当ならうれしくなる季節のはずですが、、、「花粉症」に悩まされる人にとってはつらい時期への突入でもあります。
花粉症について調べていくなかで、「砂糖断ちが花粉症に効くって本当?」「小麦粉をやめると花粉症が治るの?」という疑問をもたれる方も多くいらっしゃると思います。
実は、わたしは、シュガーフリー(砂糖断ち)とグルテンフリー(小麦粉断ち)により、非常につらかった花粉症がかなり軽減されました。
きょうは、そんな実体験をもとに、
シュガーフリー&グルテンフリーと花粉症の関係について説明していきます。
シュガーフリーとグルテンフリーで花粉症の症状が軽くなった話
わたしは、シュガーフリー&グルテンフリーをゆるく始めてから、長年悩まされていた花粉症の症状がかなり軽減されました。
厳密にいうと、シュガーフリーとグルテンフリーだけでなく、
牛乳や生クリームといった乳製品も控えているので、ゆるカゼインフリーも実践しています。
(わたしの場合、チーズとバターはやめずに食べています)
これまでは、花粉症対策として、ヨーグルトを食べる、ヤクルトを摂る、甜茶を飲むなど、さまざまなことを試してきましたが、一度も軽減されたことはありませんでした。
毎年、2月くらいからアレルギーの薬を欠かさず飲まないとやっていけないような状態だったのです。
まず、最初にわたしの花粉症が今までどれだけひどかったか?をお伝えします。
- 10代からイネ科のアレルギー反応あり
- 20代になってからは、スギ花粉にもアレルギー反応
- イネ科とスギ花粉により、真冬以外のほぼ通年で花粉症の症状あり
- 社会人になってからは薬を飲まないと仕事もままならない
- 薬が切れると症状が出てくるため、ずっと飲み続けている
こういった状態でした。
しかし、2019年10月からゆるくシュガーフリーを開始し、
その後迎えた初めての春(2020年3月〜)は、なんと薬を飲まなくてもまったく支障がなく、
びっくりするくらい症状が軽減されました。
具体的にお伝えすると、
- 薬なしでも普通の生活ができる(これがわたしにとってはすごいこと!)
- くしゃみはたまに出るけど、連続で止まらなくなるということはない
- 鼻水も出ることはあるけど、ダラダラとエンドレスで出てくるというのはなくなった
- 目のかゆみとゴロゴロも軽減
- のどのイガイガ、腫れてるような症状がない
といったかんじです。
シュガーフリーとグルテンフリーが花粉症に効くのはなぜか?
腸内環境がすべてのカギを握っている
結論からいうと、
シュガーフリーとグルテンフリーにより、腸内の炎症がおさまるため、花粉症の症状が軽減されるのです。
「砂糖」や「小麦粉(グルテン)」は、腸の炎症を引き起こし、腸内環境が乱れる原因になります。
そのため、どんなにせっせとヨーグルトやお茶を摂っていても、
砂糖をたっぷり使用したお菓子や、
ラーメン・パスタ・うどんといった小麦粉中心の食事をしていれば、
腸内で炎症が起こりやすくなり、腸内環境に悪影響を及ぼします。
「花粉症対策には、腸内環境を整えることが有効」という考えは、年々広く知られるようになっています。しかし、こういった知識はあっても、腸内環境について正しい認識をもち、実践できている人はまだ多くありません。
カゼインフリーもあわせてやれば効果はさらにアップ
カゼインとグルテンは構造が似ている
カゼインとは、たんぱく質の一種で、乳製品(牛乳・クリーム・チーズ・バターなど)に含まれています。
カゼインは、グルテンと構造と似ているため、どんなにグルテンを控えていても、牛乳などでカゼインを摂り続けていれば、「グルテンが入ってきた」と身体が認識し、炎症を起こしてしまうことがあるのです。
砂糖と小麦粉を控えても、花粉症の症状がよくならない場合には
カゼインフリーもあわせて行うことをおすすめします。
わたしの場合、牛乳やクリームだけやめていて、チーズやバターはOKにしている「ゆるカゼインフリー」ですが、それでも十分に効果は感じられています。
食品添加物や加工食品もやめるともっと良い!
腸内環境を整えるという視点でとらえると、
コンビニやスーパーのお弁当、レトルト食品、冷凍食品、ファストフードなどのジャンクフードも控えられるとよいでしょう。
こういった加工食品には、保存料や着色料といった食品添加物が多く含まれています。
食品添加物も、腸内環境を乱す要因になるため、できるだけ摂らないようにしたいものです。
可能な範囲で、自炊中心の食事を心がけましょう。
花粉症対策に必要なのは「足し算」ではなく「引き算」
花粉症にはヨーグルトがいいとか、このお茶がいいらしいとか、注射やサプリが効くらしいとか、
さまざまな花粉症対策が出ています。
しかし、
花粉症には「何を摂るか?」よりも「何を摂らないか?」のほうが、重要であることを身をもって感じました。つまり、足し算ではなく、引き算ですね!
わたしたちは、知らず知らずのうちに身体に不要なものを摂りすぎているんですね。
「砂糖」「小麦粉」「乳製品」「食品添加物」のすべてを一度にやめるのは、かなりハードルが高いので、一部はOKにするなどして、少しずつやめていくかたちがよいでしょう。
たとえば、「砂糖だけ」または「小麦粉だけ」をやめたとしても、効果を感じられると思います。